今回はプロの鑑定士も使用している、人気のルーペを3つご紹介します。
ルーペは真贋、鑑定の際に偽物を見抜くためにとても重要な道具となっております。価格や性能など、いろいろな観点から解説していきます。
1.カリナン
1つ目は宝石のプロも愛用している「カリナン」になります。
実際に使用した感覚では「ルーペ越しの視界がとてもクリアで見やすい」という特徴があり、宝石を扱う方におススメできるルーペになります。
価格としては他よりも若干高めの1万円前後でネットで購入する事ができます。
2.ボシュロム
2つ目はダイヤモンドや小さな宝石を扱い方がよく使用している「ボシュロム」になります。
10倍ルーペもあるのですが14倍ルーペが人気で、10倍よりも更に細かい宝石のインクルージョン等を確認する事が可能になっています。
宝石以外でも、バックや時計などの細かい鑑定におススメです。
価格は9千円前後とカリナンより少し安く入手できます。
3.ニコン
3つ目は認知度が高く、バックや小物などでよく使われている「ニコン」になります。
3つの中でもバランスのよい性能で価格も比較的安い万能なルーペですね。
だいたい8千円後でネットで購入する事ができます。
なぜ安いルーペが問題なのか
上記でおススメのルーペを3つご紹介しましたが、なぜ安いルーペが問題なのか解説していきます。
ずばり、あげられる問題としては"収差"になります。
価格が安いルーペだとこの"収差"に補修がされてない場合もあるので注意が必要です。
"収差"は簡単に説明すると、レンズを通して見る物がぼやけたり、色づいたりと現物とは違う見え方をする事を言い、色収差の2種類、単色収差の5種類、計7種類の収差があります。
1.軸上色収差
色収差の1つ目、単純に軸がズレて見えてしまう収差となります。
2.倍率色収差
色収差の2つ目、対象物の大きさが変わって見えてしまう収差となります。
3.球面収差
単色収差の1つ目、色がにじんでしまう収差となります。
4.コマ収差
単色収差の2つ目、点像にコマ状の尾を引いたような歪みが生じることから、コマ収差と呼ばれています。
5.非点収差
単色収差の3つ目、光が一点に集まらない収差となっております。
6.像面歪曲
単色収差の4つ目、中心でピントを合わせても周辺ではピントが合わないという現象になります。
7.歪曲収差
単色収差の5つ目、対象物が歪んだり曲がって見えてしまう収差になります。
2個持ちもおススメ!
複数のジャンルを仕入れされる方は10倍と14倍など、2種類のルーペを持つこともおススメしています!
また、今回は1万円前後のルーペを紹介しましたが、かなり高価なルーペも存在します。個人的な意見としてはあまり性能に差を感じませんでしたが、実際の見やすさや収差の補修、デザイン等を事前に確認してから購入される方がよいでしょう。
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