時計の王様ともいえる「ROLEX(ロレックス)」。一度は名前を聞いたことがある方も多いでしょう。名前の由来や創業者、有名になった経緯についてなどROLEXにまつわる背景は、意外と知られていないこともありますよね。今回は、プロの鑑定士がロレックスの歴史について詳しく解説します。
創業者ハンス・ウィルスドルフとは?
ロレックスの創業者は、ドイツ人実業家のハンス・ウィルスドルフです。スイスの高級時計メーカー、チューダーの創業者でもあります。チューダーという名前は、イギリス王家の「チューダー王家」から付けられました。チューダーのシンボルマークでもあるバラは、バラ戦争を制したチューダー王家の家紋のバラがモチーフとなっています。
1905年、ハンスの義理の兄弟のデイビスと共に時計商社として「ウィルスドルフ&デイビス社」を立ち上げます。
商品名:ROLEXの誕生
1908年、ウィルスドルフ&デイビス社から「ROLEX」が発売されます。
これがロレックス初めての商品です。当初ロレックスという名前は、会社名ではなく商品名でした。
なぜロレックスという名前になったのか、王冠が印象的なロゴマークの由来について紹介します。
●ロレックスの名前の由来
・英語やドイツ語、フランス語やイタリア語など、どの国の言葉でも発声しやすい言葉を選んだ
・時計の自動巻きの「巻き」の「ロール(Roll)」と「優れた」という意味の「Excellent」をかけ合わせた造語
●王冠のロゴマークの由来
・マークのように時計の王様になりという想いから
・時計を製造する職人の5本指をモチーフにした
などありますが、名前やロゴマークに関しては諸説あり、歴史が古いため定かではありません。
社名:ロレックス・ウォッチカンパニーに変更
1915年「ロレックス・ウォッチカンパニー」に社名を変更。
イギリスなどに輸出をしていましたが、当時は第1次世界大戦中のため、ドイツ人の名前が入った「ハンス・ウィルスドルフ社」という社名で輸出をするのは、都合が悪いものでした。
そのため社名を変更することに。こうして「ロレックス」という社名が誕生したのです。
クパーペチュアル機能の誕生
1931年、ロレックス社の部長が「パーペチュアル」というゼンマイを巻かずに動く自動巻き機能の開発に成功しました。
それまではリューズを手動で巻いて時計を動かす「手巻き」が主流の時代。パーペチュアルとは、内部のローターが360度回転してゼンマイを自動で巻き上げる機能で、ロレックスが生み出した画期的な機能です。その後、特許を申請し、ロレックス社は、パーペチュアル機能の開発により一気に有名になりました。
定番人気商品の発表
1945年、定番の人気商品でもある「デイト」と「デイトジャスト」を発表。24時になると日付が一斉に変わるデイトジャスト機能を搭載しています。
1953年には登山用に開発された「エクスプローラー」を発表。その後、ダイバーズウォッチとして有名な「サブマリーナ」などの人気モデルも発表されました。
この時代には、スポーツ系モデルも続々販売されています。
創業者没後の商品
1960年、創業者であるハンス・ウィルスドルフが死去。
ハンスの死後、デイトナの前身でもある一番有名な「コスモグラフ」や「シードウェラー」などの人気モデルも続々と発表されました。
このように時計業界に革命を起こしたともいえるロレックスですが、歴史が古いこともありまだ解明されていないことも多いそうです。
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