2025年2月20日、グランフロント大阪 ナレッジキャピタルにて開催された「越境ECの未来を考える2025」において、エコリングはパネルディスカッションと、エコリングtheオークションとして展示ブースを出展しました。本記事では、当日の様子や参加した意義、得られた知見、そして今後の展望についてご報告いたします。
イベント概要
今回のイベントは、「Used in Japanと越境ECの可能性」をテーマに掲げ、近年注目を集める日本発の中古品市場と越境EC(電子商取引)の融合によるビジネスチャンスを探る場として開催されました。
近年、サステナビリティへの関心の高まりとともに、日本で使用された中古品は、その品質の高さと信頼性から、海外市場で大きな注目を集めています。本イベントは、これらの「Used in Japan」商品の越境展開を促進するための情報共有とネットワーキングの場として、多くの業界関係者が集まりました。
- 日時:2025年2月20日(木)
- 場所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル ナレッジシアター
- 形式:ハイブリッド(リアル・オンライン)
- 参加者:500名(会場300名、オンライン200名)
パネルディスカッションの参加
今回のパネルディスカッションでは、以下の登壇者とともに活発な議論が交わされました。
- 株式会社ワサビ 大久保氏
- eBay JAPAN 株式会社 篠原氏
- 株式会社エコリング 合田
- ZenGroup株式会社 スロヴェイ氏
- 楽天グループ株式会社 木下氏
- 株式会社リユース経済新聞 山内氏
◯ 主な議論テーマ
- グローバル市場における『Used in Japan』の立ち位置
- 中核市場としてのアメリカに加え、フランス、イギリス、ドイツ、東南アジア、南米といった地域の成長可能性。
- 英語圏(50%)とスペイン語圏(20%)がコア市場である現状。
- 越境ECで取引されている商品カテゴリ
- 中古のバッグ、ポケモンカード、ゲーム、ゴルフクラブ、レコード、釣具などが主要商品。
- 若年層に人気のアニメやトレンド商品、中高年層に人気の伝統工芸品や高級時計など、地域ごとの特性も話題に。
- 「Used in Japan」の強みと課題
- 日本の古物商ライセンス制度による信頼性の高さ。
- 商品管理の丁寧さや鑑定制度の導入が、越境ECでの競争優位性に寄与。
- 課題としては、海外市場での認知度向上と、偽造品排除の徹底が挙げられました。
- 未来への展望
- 中古品市場が新品市場以上に成長している分野(自動車、スマホ等)。
- eBayが日本に設立した真贋鑑定センターの役割と安心感の提供。
- 越境EC市場における時差を超える新サービスの必要性。
展示ブース「エコリングtheオークション」の出展
展示ブースでは、「エコリングtheオークション」の魅力を直接ご紹介しました。多くの来場者の皆さまにご興味を持っていただき、活発な商談が行われました。
◯ 展示内容
- エコリングtheオークションの出品商品の紹介(バッグ、時計、コレクターアイテムなど)
- 鑑定士による真贋保証サービスの説明
- 海外バイヤー向けの取引フローやサポート体制の紹介
◯ 参加者の反応
- 特に「エコリングtheオークション」の透明性と信頼性に対する関心が高く、越境EC市場における需要の高まりを実感しました。
今後の展望とエコリングtheオークションの挑戦
今回のイベントを通じて、エコリングtheオークションが目指す「日本の高品質な中古品を世界へ届ける」というミッションの重要性を再認識しました。市場のグローバル化が進む中で、次のステップとして以下の取り組みを進めてまいります。
- グローバルマーケティング戦略の強化
- SNSを活用した国際的なプロモーション強化。
- 新たな市場(東南アジア、南米など)の開拓。
- 品質管理と真贋保証のさらなる強化
- 鑑定士の育成と技術向上。
- デジタルプラットフォームでの商品情報透明化。
- ユーザー体験の向上
- 海外バイヤーがより使いやすいUI/UXの開発。
- 多言語対応の拡充とサポート体制の強化。
最後に
「越境ECの未来を考える2025」にご参加いただいた皆さま、そしてエコリングtheオークションの展示ブースにお立ち寄りいただいた全ての皆さまに心より感謝申し上げます。
エコリングtheオークションは、これからも「Used in Japan」の魅力を世界中の皆さまにお届けするため、挑戦を続けてまいります。今後とも、エコリングtheオークションをよろしくお願いいたします。