これから副業・せどりを始めたい方、始めたばかりの方に役立つ情報を解説したいと思います。今回は、リユース・古物に関わる基礎知識を学べる内容のなかから、ブランド品のランク・ダメージについて、ルイ・ヴィトンを例に初心者向けのベーシックな項目でご紹介します。
ランクの等級ってナニ?
まずはブランド品のランクについて、古物業界で使用される最もメジャーな等級付けの「ABC評価」を紹介します。N~Dの8等級(幅)を、大きく3分類に分けて覚えていきましょう。
●第1分類(N~A)
・N…未使用品または新品に近いもの
・S…ほぼダメージがなく、非常にきれいな中古品
会員様申告有り且つエコリングオークション認定の未使用品
機能面に問題のないもの
・A…状態の良い中古品
目立たない使用感・ダメージの確認ができるもの
機能面に問題のないもの
新品または未使用品はNやS、使用感・ダメージの少ない中古品はAになります。製造年や、付属品が全て揃う完品なのか否かも重要なポイントです。ルイ・ヴィトンのバッグに多く使用されるヌメ革ですが、そのヤケ具合でランクが左右されることもあります。少しでも汚れ・角スレのあるものはAになるでしょう。
●第2分類(AB~B)
・AB…AとBの中間のもの
・B…標準的な中古品
標準的な使用感・ダメージの確認ができるもの
小程度及び目立たない中程度のダメージがあるもの
機能面に大きな問題のないもの
パッと見た目で使用感・ダメージが確認できるものがランク付けされます。品物の状態と相場の幅が広い領域ですが、機能面に大きな問題がないため、使用に際して支障をきたすようなものはないでしょう。
●第3分類(BC~D)
・BC…BとCの中間のもの
・C…目立つ使用感が感じられる中古品
目立つダメージや汚れが確認できるもの
機能面での問題が多少見受けられるもの
場合によりリペアが必要なもの
・D…非常に目立つダメージや汚れが確認できるもの
使用感が強く感じられるもの
機能面での問題が見受けられるもの
明らかにリペアが必要なもの
かなり使用感のあるものや使用困難なジャンク品など、状態に難有りのものがランク付けされます。機能面に問題があり、補修が必要な品物が多いでしょう。劣化・欠損が激しく、本来の使用用途では使えない、部分取りのような扱いとなる海外向けの商品として売買されるケースもあります。
エコリングオークションで実際に使用している等級です。こちらを基準に、ブランド品の評価を行っています。評価基準を基に人が判断する作業ですので、品物によってズレが出ないよう細心の注意を払う必要があります。
エコリングオークションでは、その道のプロが評価(ランク付け)しているので、等級+画像で商品の状態がわかりやすく確認できます。毎週火曜日・水曜日に開催されていますので、興味のある方はぜひご登録ください
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ダメージ箇所の確認を忘れずに!
ダメージを受けやすい箇所を6つにまとめました。初歩的な確認箇所ですが、プロでも見落とすことのある忘れやすい箇所でもあります。しっかりと確認してから評価(ランク付け)しないと、購入価格や買取価格を割り込んで赤字になることもあるので注意しましょう。
1.持ち手
ヒビの有無を見た目で判断せず、軽く曲げて確認しましょう。コバにもヒビやスレ・剥げがないか?軽く曲げて確認してください。
2.持ち手の付け根
ヨレ・伸び・切れはないか?金具(ビス)が取れていないか確認しましょう。
3.縁
スレ・剥げ・切れ・破れはないか確認しましょう。
4.角
スレ・破れはないか?パイピング(芯)が見えていないかも確認してください。
5.フラップ・被せ
付け根に切れ・破れはないか?縁部分に切れ・破れなどないか確認しましょう。
6.留具(金具)
キズ・くすみはないか?正しく開閉するか?開錠番号の有無も確認してください。
ダメージ箇所の詳細
ダメージ箇所とその種類をまとめました。最初に確認すべき箇所ですので、順番に見ていき、適正な評価(ランク付け)をしましょう。
1.全体のヤケ・スレ・変色
元の状態と現状を比較し、劣化度合いを確認しましょう。日焼けしていない部分(ハンドルの裏側、底など)を見て判断してください。
2.型崩れの有無
見た目がきれいでも、型崩れがあると大きなマイナスポイントとなります。
3.ヌメ革のヤケ
ルイ・ヴィトン正規店で新品のヌメ革の色を見てみましょう。その色に対して、現状の色はどの程度ヤケているのか?汚れているのか?を確認しましょう。
4.持ち手・ショルダーのヒビ
ヒビの有無を見た目で判断せず、軽く曲げて確認しましょう。
5.付け根の切れ
負荷のかかりやすい箇所なので、切れていないか確認しましょう。
6.コバの剥がれ
持ち手・ショルダーなどのコバにもヒビやスレ・剥げがないか?軽く曲げて確認してください。
7.角スレ・破れ
使用上スレ・破れが多発する箇所ですので、確認しましょう。
8.金具のサビ
サビはリペアで除去することも可能ですが、レザー部分に付着していると除去しにくい場合もあります。裏返すなどして入念に確認してください。
9.ポケット内の劣化(ベタ)
湿度の影響でポケット内の素材が張り付いたり剥がれたりしてしまいます。リペアで修復することもできますが、数万円かかるケースもあるので、しっかり確認してください。
10.ビス取れ
金具(ビス)が取れていることがあるので、裏返して状態を確認しましょう。
11.ファスナー破れ・開閉しない
ファスナーの布地部分が破れている・ファスナーが開閉しない・ファスナーの取手部分(プル)が取れていることがあるので、確認しましょう。
12.糸ほつれ・切れ
擦れる機会の多い部分は糸のほつれや切れが見られます。細かいところですが、忘れず確認しましょう。
価格に影響!イニシャル刻印とは?
ルイ・ヴィトンなどでは、購入時にイニシャル刻印サービスを提供しています。ダメージには当てはまりませんが、二次流通、三次流通のあるリユース・古物市場では、相場に対してマイナスポイントとなります。財布や名刺入れは内側に刻印されているので、見落とさず確認するようにしましょう。
ルイ・ヴィトンの買取・出品はエコオクにおまかせ!
ルイ・ヴィトンを例に、ブランド品のランクやダメージについての基礎知識をご紹介しました。
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